2023/03/29

おすすめシフォンケーキ型の選び方



アルミシフォンケーキ型

シフォンケーキ型を選ぶ前にシフォンケーキが上手く焼けない理由とふわふわに焼ける仕組みを理解し、あなたに合ったシフォン型の選び方をお伝えします。

しっとりふわふわな食感が魅力のシフォンケーキ。
誰もが憧れるシフォンケーキを作るのに欠かせないのが
真ん中に煙突がある独特な形状のシフォンケーキ型。

シフォン作りに適した型を選ぶことによって、初心者の方でも失敗が少なくなり焼き上がりもしっとりふわふわな仕上がりになります。

今回は憧れのシフォンケーキを作るためにおすすめのシフォンケーキ型選びについて馬嶋屋の独自な視点で解説していきたいと思います。



シフォンケーキ作りの楽しみ方マンガ1
シフォンケーキ作りの楽しみ方マンガ2
シフォンケーキ作りの楽しみ方マンガ3
シフォンケーキ作りの楽しみ方マンガ4

目次

  1. シフォンケーキ型は絶対アルミ
  2. シフォンケーキ型のサイズ選び
  3. カフェにもお家にもピッタリのシフォン型
  4. 絹のようなしっとり感を実現!シフォン型の専用ふた
  5. シフォンケーキレシピ



0.その前に!シフォンケーキが型で焼ける仕組みを理解しよう

シフォンケーキ型を選ぶ前にシフォンケーキがふんわりと焼けるのはなぜなのか?焼ける仕組みを理解してあなたにピッタリ合った型を選ぼう!

シフォンケーキは生地内の気泡が十分な熱通りによって膨らみます。そして、シフォン型の側面にピタッと貼りつき、支えることによって膨らみを維持しふわふわに焼けます。

銅製のシフォンケーキ型が存在しないのはお値段がお高い、銅特有のさび(緑青)がでやすくお手入れが面倒だから。。。

テフロン加工やシリコン加工のシフォン型の場合、生地が型の側面に貼りつきにくく膨らみを支えることができません。そのため、ふわふわに仕上がりにくくなります。ただし、生地の強力粉やベーキングパウダーの分量を調整して生地自体を強くすればご利用頂けます。

結果的に、銅よりも安く鉄よりも熱通りがいいアルミがベストとなります。熱も入りやすく、ふわふわに仕上がる確率があがります。なお、毎日何十回とたくさんのシフォンケーキを焼かれるお菓子屋さんの場合は鉄製のほうが固く丈夫なため業務用でしたら加工なしのアルスター(アルタイト)のシフォンケーキ型もおすすめです。

1.シフォンケーキ型は絶対アルミ

結論からお伝えするとシフォンケーキ型にはアルミ型が一番おすすめです!
シフォンケーキの膨らみ方を知って置くことで「どうしてアルミシフォン型がおすすめなの?」と言う理由を理解することができます。

シフォンケーキ生地は焼成中にしっかり泡立てたメレンゲ内の空気が膨張することによって膨らみます。
そのため、生地が十分に膨らむためには次の2つの点がとっても重要になります。

●十分な熱通りによって生地が膨らむ
●型の側面に貼りつくことによって膨らみを支える

十分な熱通りには銅の次に熱の通りがよいアルミがベストです(銅は高価で取り扱いが難しいため、銅製のシフォン型は存在しません)。
また、型の側面に生地が貼りつくことによって膨らみを支えるため、

シリコン加工やテフロン加工のシフォン型は初心者の方にはおすすめしません。
これらの加工は生地が型に貼り付かずすべってしまうので焼き縮みの原因になります。



アルミシフォンケーキ型商品一覧ページ↑

こちらもご参考下さい
どうしてシフォンケーキ型はアルミがいいの?

関連記事
お菓子型におすすめのシリコン加工とは?
お菓子型におすすめのシリコン加工とは?
シフォンケーキ型へら絞り職人



2.シフォンケーキ型のサイズ選び

シフォンケーキ型を選ぶときに2番目に重要なのが「サイズ選び」。馬嶋屋がおすすめするサイズの目安はこちらです。

10cmシフォン型 → 1人用
14cmシフォン型 → 2人用
17cmシフォン型 → 3~4人用
20cmシフォン型 → 5~6人用
17cm型はデコレーションケーキだと約6号くらい、20cm型は7号程度のボリュームです。
贈り物や切り分けの際にはぜひご参考下さい。



シフォンケーキ型サイズ比べ
シフォンケーキ型のサイズ比べ

関連記事
馬嶋屋のアルミシフォンケーキ型



3.カフェにもお家にもピッタリのシフォン型

カフェにもピッタリのシフォン型って?と疑問に思われる方も多いハズ。
実は既成品の17cm、20cmのシフォン型って

「ボテっとした台形」なんです。
これだと切り分けたときの断面の形がいまいちでインスタでも映えない見た目に・・・。

真ん中:スタイリッシュシフォンケーキ

そこで、切り分けたときのちょうどいいボリューム感と
カットした時のかっこ良さを追求したのが

お菓子研究科石橋かおりさんもおすすめする「スタイリッシュシフォンケーキ型」。

●型の側面をほぼ垂直に
●煙突自体も既成より細く

することで、カットした時のスタイリッシュさとちょうどいいボリューム感を実現しました。



左:17cmシフォン、真ん中:スタイリッシュシフォンケーキ、右:20cmシフォン
左:17cmシフォン、真ん中:スタイリッシュシフォンケーキ、右:20cmシフォン
左:17cmシフォン、真ん中:スタイリッシュシフォンケーキ、右:20cmシフォン
スタイリッシュシフォン型商品ページ↑

関連記事
馬嶋屋のスタイリッシュシフォン型



4.絹のようなしっとり感を実現!シフォン型の専用ふた

そして、スタイリッシュシフォンケーキ型に画期的なアイテムを石橋かおりさんと共同で開発しました。

「スタイリッシュシフォン専用ふた -スタイリッシュシフォンリッド-」

このふたを使用することによって・・・

●型だけでは作れなかった絹のようなしっとり感を実現
●蓋に生地が貼り付き焼縮を軽減

ふたがあることにより上からも十分で均等な熱が入るのに、
適度な水分が生地に残ることによって

「中はふわっふわ、外はしっかり目の焼き上がり」
でスタイリッシュな形状もキープできます。

カフェやレストランのデザートメニューに
ワンランク上のシフォンケーキを加えてみてはいかがでしょうか?



スタイリッシュシフォン型専用ふた商品ページ↑

関連記事
スタイリッシュシフォン専用ふた



5.シフォンケーキレシピ

最後にアルミシフォン型を使用したレシピをご紹介します。

石橋かおりさんのプレーンシフォンケーキ
紅茶のデコレーションシフォンケーキ
基本のシフォンケーキ 17センチ or 20センチ

まとめ

折角、手間暇をかけて混ぜ合わせたシフォンケーキの生地を無駄にしないためにもシフォン型選びはとっても重要です。ふっくらふわふわな仕上がりにするポイントは、十分な熱通りと型に生地を貼り付くことによる支え。これらを実現するのにもっとも適しているアルミ製のシフォン型を選ぶようにしましょう。