(マンガ)お菓子型のお手入れ方法は?
ブリキなどの鉄製のお菓子型(ケーキ型など)の”正しい”お手入れ方法や使い方をご存じですか?日々のお客様のとやりとりの中で間違ったお菓子型やパン型のお手入れ方法をしている方が多くみられます。
そこで今回は、意外と知らないケーキ型などのお菓子型のお手入れや使い方方法をお菓子教室の先生が実践されている方法を元に馬嶋屋独自に解説致します。
目次
1.シフォン型などに使われるアルミは例外
これから説明する「金属型のお手入れ」の中でも例外が一つだけあります。それは、シフォンケーキ型やプリンカップ、ゼリー型などに使われる
アルミ
です。主な特徴は・・・
・水洗いしてもサビ(腐食し)にくい
・空焼きは不要
・保管は油脂不要
・シフォンケーキ作りには油脂不要(それ以外は必要)
です。水洗いについてはあくまでも金属のため水分が残ったまま保管すると腐食していきますので、オーブンの予熱などでしっかり乾かすことをおすすめします。
2.水洗いは基本ダメ
お菓子型に使われる材質の中でもっとも多くつかわれるのが、ブリキやアルタイトなどに代表される鉄製の型。これらはの材質は熱通りがよく丈夫な反面、水や湿気に弱く錆びやすいというデメリットがあります。何もせずにそのまま放置すると空気中の湿気だけでもサビてしまうデリケートな素材です。
そのため、商品をご購入頂きお手元に届いても基本的に水洗いは避け拭き掃除をします。
※どうしても衛生的に気になる場合に水洗いする場合は柔らかいスポンジなどで優しく洗い、洗った後は自然乾燥ではなくオーブンの予熱で乾かし手下さい。
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3.お手元に届いたら拭き掃除
商品をお手元にご用意頂きましたら、空焼きが必要かどうかを確認します。
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その後(空焼きが必要な場合は空焼き後)、水洗いはせずに拭き掃除をします。
拭き掃除が終わりすぐ使う場合は、生地を入れる前に必ず油脂を塗ります。
シリコン加工やテフロン加工がされていても油脂不要は間違いです。少量でも構わないので必ず油脂を塗りましょう。
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4.利用後も拭き掃除でサビ止め・型離れ効果持続
使い終わった後は、やはり水洗いは極力避けて拭き掃除をします。
どうしても汚れが気になる場合は優しくぬるま湯で洗うか、気になる部分だけキッチンペーパーをぬるま湯で濡らし優しく拭き取ります。水気が残った場合はオーブンの温かいところに置くか、予熱で数秒乾かします。
※温めすぎは加工の劣化の原因となります。
型の周りの水などに生地がついた場合は爪楊枝などで溝の汚れをとります。
5.水洗いしてしまった後は
3.の方法でも中々汚れが落ちず水洗いしてしまった後は3.と同様によく乾かしたあともう一度薄く油脂を塗りなおします。
型に残った油脂が型のサビ予防になります。また、加工の劣化を抑えたり、加工されていない型でも油脂を塗り重ねていく度に少しずつ型離れしやすくなります。
6.腰よりも高い位置で保管
お手入れが終わったらできるだけ腰よりも高い場所に保管します。湿気は空気よりも重く下に溜まりやすいため腰よりも上に保管するのがベストです。
まとめ
お手入れ次第では加工がより長持ちしストレスフリーな型離れを持続します。正しいお手入れ方法で加工無しの方でも使うほどに油脂が馴染み型離れが良くなっていきます。