間違いやすい食パン型のサイズについて

馬嶋屋のかっぱ橋店舗でも食パン型のサイズがわからない方が多くいらっしゃいます。今日はそんな「食パン型のサイズ」のお話です。
みなさんはインターネットやスマホで食パン型を探されるとき、こんな疑問をお持ちになったことはありませんか?
『同じ1斤の食パン型なのになんであの店とこの店のサイズが違うんだろう?』
馬嶋屋でも食パン型の種類を説明するときにはこの
1斤や1.5斤、2斤
などと表記をしています。しかし、この表記の方法は厳密に言うと正しい表記方法ではないんです。。。
その理由は先日、馬嶋屋のTwitterでも発信させて頂きましたコレ↓
要するに●斤と言うときのこの『斤』と言う単位は
サイズ(大きさ)を表すものではない。
と言うことなのです。
食品表示法が示すところによると、『斤』とは重さの単位で
1斤 = およそ340g
と決められています。そのため、食パンの生地の配合などによって大きさが変わってきてしまいます。どういうことかと言いますと
有名なダブ〇ソフトのようなふんわりした食パンは生地が軽いため1斤(340g)を満たすにはサイズを大きくしないとなりません。
また、ホテルで食べるしっかりめの生地の場合は生地が重いためサイズが小さくてもオッケー。
このため、馬嶋屋を始めとするお菓子パン道具屋さんで表す『〇斤』とは言ってみると
便宜上(商品の種類を表すため)、やむを得ず表記している。
と言うのが正しい説明です。ちなみに馬嶋屋では馬嶋屋オリジナルの基本の食パンレシピを元におおよその容量1720~1730ml(12センチ勾配無し)を1斤と定義しています。
いかがでしたでしょうか?インターネットではたくさんの食パンレシピがありますが、どのレシピの場合でも『〇〇斤』と記載してあっても実際作ると分量が合わないのは、これが原因です。
何度も作りながら分量を調節したりもしくは型のサイズ容量、ベーカーズパーセントなどで分量計算をしたりご自身でベストな配合を見つけ出すのも食パン作りの楽しみ方の一つではないでしょうか?