2021/04/10

おすすめパウンドケーキ型の選び方



馬嶋屋パウンドケーキ型の選び方

今回は馬嶋屋流のパウンド型(パウンドケーキ型)の選び方についてお伝えします。

パウンドケーキの由来は諸説ありますが生地の配合が、
バター・砂糖・卵・小麦粉の4種類の材料が1パウンド(ポンド)ずつで作る ことから「パウンドケーキ」と呼ばれている説が有力です。
とても覚えやすい配合ですね。

そんなパウンドケーキですが、使う型によって焼き上がり=味や風合いに大きな違いが出てくることをご存知でしょうか?
今回はパウンドケーキを作るためのパウンド型選びについて馬嶋屋の独自な視点で解説していきたいと思います。



目次

  1. パウンド型の種類
  2. 型のサイズと選び方
  3. プロが選ぶパウンド型はブリキ
  4. 一般の方におすすめはステンレス
  5. 敷紙は敷く?敷かない?
  6. パウンド型のお手入れ・空焼き
  7. 基本のパウンドケーキレシピ

1.パウンド型の種類

馬嶋屋で扱うパウンドケーキ型の種類はとってもたくさんあります。それぞれの材質の特徴を抑えておくことで、あなた自身に適した型を選ぶことができます。
まずは型の基礎知識からおさらいしていきましょう。

【鉄素材(サビやすい)】
ブリキ
アルタイト、アルスター
スチール

【その他(サビにくい)】
ステンレス
アルブリット(アルミにテフロン加工)

大きく分けて2種類ありサビやすい鉄素材のものとサビにくい素材のものがあり、
使う頻度や使い方によって選び分けるのがベターです。

また、これらの素材の表面に薄い膜でコーティングされるのが

シリコン加工
テフロン加工(フッソ加工)

この加工は主に型離れ効果があるとされていますが、デメリットとして焼き色が付きにくく風合いが落ちると言うことは意外と知られていませんね。



【関連記事】
お菓子型の熱通りについて
お菓子型におすすめのシリコン加工とは
食パンにおすすめのテフロン加工とは
お菓子型に使用される素材とは




2.型のサイズと選び方

馬嶋屋で扱うパウンドケーキ型は100種類ほどありどれがいいか迷ってしまいますよね。使う頻度、用途、サイズなどであなたに合った型を絞り込んでいきましょう。

1:パウンドケーキ型のサイズ
実はパウンドケーキ型のサイズには基本となるものがあります。

15センチ型 (15×8×高さ6センチ)
18センチ型 (18×8×高さ6センチ)
21センチ型 (21×8×高さ6センチ)
24センチ型 (24×8×高さ6センチ)

サイズに迷ったらこれらのサイズを参考に選びましょう。一般的に普及されているのは18センチのもで馬嶋屋の基本レシピもこのサイズを使用しています。

2:使う頻度や用途は?
パウンドケーキの型にはサビやすいものやサビにくいものがあり、使う頻度・お菓子作りの習熟度によって選ぶのが○。
と言うのも、

●食パンの型と同様に油脂を塗り使い続けながら油を馴染ませていくもの
●お菓子作りの頻度は多くないのでお手入しやすいものがいい
●敷紙を敷くのが面倒で型に生地を直接流したい

など、目的によってどれを選ぶのがいいのかは変わります。次のテーマで一つずつ見ていきましょう。



3.プロが選ぶパウンド型はブリキ

油脂を塗り使い続けながら油を馴染ませていく型は主に

シリコン加工やテフロン加工がされていない鉄素材のものです。その中でも抜群に火通りがよくお値段もお安いのがブリキ。

パウンドケーキは火通りが悪いと焼き色がつかないまたはつきにくく、火が通るまでや焼き色がつくまでの焼成時間が長くなり焼き上がりの風合いやしっとり感が損なわれます。

そのため味を重視するプロが使うのが熱通りがよくお値段もお安いブリキとなります。



4.一般の方におすすめはステンレス

一般の方でお菓子作りはあまり頻繁にされない方の場合は、型を保管する時間が長くなります。3.でおすすめした鉄素材の場合、空気中の湿気だけでもサビてしまうことがあり、一般の方にはおすすめしません。

熱通りがよくないため味や風合いは劣りますが一般の方の場合はお手入や保管のしやすさからステンレスの型を選ぶのがベターです。

ステンレスは水につよくサビにくくお手入れや保管のしやすさから重宝されます。ご家庭でのおやつやお友達への贈り物でしたら十分おすすめです。



5.敷紙は敷く?敷かない?

パウンドケーキ型を選ぶとき、敷き紙を敷いて使うかどうかもとても重要です。

敷紙を敷いて使うメリットは

・型に直接生地が触れないので離型加工(シリコン加工やテフロン加工)が不要。
・型が汚れないのでお手入れが楽

と言うことがあります。型が汚れないので熱通りが良く扱いにくい鉄素材も抵抗なく使用できますね。

一方デメリットは

・敷紙を敷くのが手間
・敷紙がなくなったら購入しなければならない

プロの洋菓子職人さん、パティシエさんは作業効率を高めるため敷紙は使わず
あえてシリコン加工やテフロン加工のされた型を選ぶことがあります。

一般の方はプロの味には劣りますが

・型のお手入が楽になり
・型外ししやすい

メリットから、ステンレス型に敷紙を敷いて使うのがベターだと思います。
ちなみに私の行きつけの喫茶店でも100均さんのステンレスの型を使ってランチデザートを提供されていますが美味しく仕上がっています。



6.パウンド型のお手入れ・空焼き

パウンドケーキ型のお手入れについては、ステンレス以外の型は洗わないのが基本です!お菓子型のお手入れ方法は間違われている方が本当に多く正しいお手入れができていないと

・サビてしまったり
・離型加工がすぐに劣化したり

してしまいます。

●鉄素材の型
水洗いするとサビてしまいますので洗わず、汚れをふき取る程度にします。食パン型と同様に残った油脂が繰り返し使うことにより型に馴染みサビの予防と次回使うときの離型効果を発揮します。

空焼きの方法は、ご購入後初めて使う前に一度だけ

・油脂を塗らずに
・アルタイト、アルスターは240度
・ブリキは210度程度
・時間は15分程度

の空焼きをします。尚、他サイトでは「油脂を塗って空焼きする」と案内されている場合がありますが、この方法では失敗する可能性があるため馬嶋屋ではおすすめしていません。

●シリコン加工・テフロン加工の型(※空焼き不可)
鉄素材と同様に水洗いはしません。
水洗いをすることにより

・加工が剥がれ離型効果を損なう
・薄い加工の膜の隙間から下地へ水が入り込んで型をサビさせる

恐れがあるためです。

●ステンレスの型
ステンレスはサビにくいため水洗いしても構いません。但し、「サビにくい」材質ではありますが「お手入れが悪いとサビる可能性」もありますので注意が必要です。



【関連記事】
お菓子型のお手入方法
お菓子型・パン型の空焼き




7.基本のパウンドケーキレシピ

最後に馬嶋屋の基本のパウンドケーキのレシピをご案内します。
ブリキパウンドケーキ型18cmを使い一番オーソドックスな作り方のレシピです。

基本のパウンドケーキレシピ

まとめ

馬嶋屋で扱うパウンド型は100種類ほどありますが、使う用途や頻度によって絞っていけばきっとあなたにピッタリの型が見つかります。ぜひパウンドケーキ作りを楽しんで下さい。